先月は、暑い日が落ち着く間もなく雨が続きになってしいましたね。
当院の前の公道が、大雨で水没してしまった日がありました!
土木事務所の方に確認してもらうと、なんと排水口の中から植木鉢などが出てきたそうです💦
皆さんも雨の日のお散歩は、雨の合間や雨あがりで水たまりのある中を行くことがあると思います。
お散歩をする地域が、ネズミなどの野生動物の住んでいるとレプトスピラ感染症にかかる可能性があります。
自然豊かなところにお散歩に行くかたはもちろんのこと、意外と飲食店の多い街中でも感染の危険があります。
レプトスピラ症とは
げっ歯類をはじめ多くの野生動物や家畜(ウシ、ウマ、ブタなど)、ペット(イヌ、ネコなど)が保菌する可能性があると言われています。ネズミでは腎臓に保菌され、病原性レプトスピラは尿中に排出されます。
病原性レプトスピラ(細菌)感染を原因とする人獣共通感染症です。
その尿で汚染された水や土壌、あるいは直接的な接触によってほかの動物が感染します。また、汚染された水や食物の飲食による経口感染の危険性もあります。
<犬の症状>
発熱、食欲不振、元気消失、嘔吐、脱水が見られます。
重篤な状態では、粘膜の潰瘍形成(歯茎、舌から出血・壊死)、粘膜充血、ぶどう膜炎、黄疸、腎機能不全、肝機能不全が見られます。症状が落ち着いた後も尿中に病原菌が排泄されるため油断はできません。
<人の症状>
潜伏期間は5日から14日程度。軽症型では発熱や筋肉痛などの風邪様症状のみで軽快し、重症型では黄疸や出血、腎障害などが起こり、死亡することがあるとのことです。
軽症の場合や症状の出ていない場合は、犬・人ともに診断が難しい感染症です。
哺乳類間で感染を起こすため、ペットのおトイレの管理には気を付けましょう。
犬のレプトスピラ感染は毎年出ています。
2025年、2026年(今年)は、神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県の関東でも多く発生が確認されています。
また、旅行で訪れる機会の多そうな、静岡県でも2025年・2026年(今年)の発生報告があります。
病原性レプトスピラ感染症は、皆さんが考えているよりも身近な感染症なのだなと思っています。
雨天のお散歩や水たまり・ジメジメした場所には注意が必要です。特に山や川などで遊ばせる場合やネズミとの接触が想定される場合には、おでかけの1ヶ月以上前までにワクチン接種をご検討ください。
ワクチン接種をお考えの方は、お近くの動物病院にご相談ください。
いぬとねこのクリニックことぶき
TEL 045-785-3715




